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2020.03.12
英中銀が0.5%の緊急利下げを決定、新型コロナ拡大を受け景気下支え

イングランド銀行(BOE)は11日、金融政策委員会(MPC)を緊急開催し、政策金利を現行の0.75%から0.5%引き下げ、過去最低と並ぶ0.25%とすることを決定した。利下げの決定は、EU(欧州連合)からの離脱が国民投票で決まり、経済の先行きに不透明感が強まった2016年8月以来、3年7ヶ月ぶりとなる。

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界的な金融市場の混乱や景気見通しの悪化が進む中、今月3日には米連邦準備理事会(FRB)が0.5%の緊急利下げを決定するなど、各国中銀から金融緩和策が相次いで打ち出されており、BOEもそうした動きに追随した形となる。

この他、銀行に貸し出しを促すため、長期の資金供給枠組み「TFSME」を新設。融資の増加状況に応じ、金融機関に対して政策金利かそれとほぼ同等の低金利で期間4年の資金供給を行う。また、経済環境の良い時期に銀行に自己資本の上積みを課す「カウンターシクリカル資本バッファー(CCyB)」について、現行の1%から0%への即時引き下げも決定した。

BOEのカーニー総裁は会見で、新型コロナウイルスの影響について、「経済への打撃は一時的だが、大きく急激なものになる」と指摘。そのうえで、「イギリスの経済活動は今後数ヵ月間、著しく弱くなる可能性が高い」との認識を示した。ただ一方で、「2008年の金融危機時ほど悪くなる理由はない」との見解も示している。

イギリスの政策金利の推移

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投稿更新日:2020年03月12日