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2026.09.15
ジョホールバルのオフィス稼働率55%、KL市場と大きな差
マレーシア南部の主要都市ジョホールバルで、オフィス市場の低稼働が続いている。大手不動産コンサルティング会社ナイトフランク・マレーシアによると、2026年上期(1~6月)の平均稼働率は54.6%。グレードA(最上級)は48.4%、グレードBは57.0%にとどまった。
一方、首都クアラルンプール(KL)を中心とするクランバレー(クアラルンプール首都圏)では、高品質なオフィスを中心に比較的高い稼働率を維持している。
大手不動産サービス会社CBREなどによると、2025年の目的別オフィス(PBO)の稼働率は、プライム(高級)が81.4%、非プライムが78.4%となった。さらに、大手不動産サービス会社JLLの2026年第1四半期(1~3月)のデータでは、KL中心部の稼働率は82.5%、周辺部は93.5%に達しており、ジョホールバルとの差は大きい。
ただし、ジョホールバルでもすべてのオフィスが一様に苦戦しているわけではない。新築の高規格オフィスや交通利便性に優れた物件には需要が集まっており、テナントがより質の高いオフィスを選ぶ動きが進んでいる。
実際、ジョホールバルのオフィスの平均グロス賃料は、2024年の1sqft当たり月額RM4.00から、2025年にはRM4.50に上昇した。市場全体では空室が多い一方、条件の良い物件に需要が集中している状況がうかがえる。
今後はジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)や、ジョホールバルとシンガポールを結ぶRTSリンクの開通に伴う企業進出が、オフィス需要を押し上げる可能性がある。
一方で、供給過多の解消には時間を要するとみられる。立地や交通利便性、設備、環境性能などによって、選ばれるオフィスと空室が続くオフィスの二極化が、今後さらに鮮明になりそうだ。
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投稿更新日:2026年09月15日









