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2026.09.16
アビダランド、住宅開発で気候変動対策を強化

フィリピンの大手不動産開発会社アヤラ・ランド傘下で、中価格帯の住宅開発を手掛けるアビダ・ランドが、気候変動を意識した住宅開発を強化している。

同社は、洪水への備えや雨水の有効利用、節水・省エネ設備などを計画・設計段階から取り入れる独自の取り組み「ClimAdapt」を展開。土地選定や建物配置、排水設備といった開発地全体の設計から、コンドミニアムの設備仕様まで、幅広い対策を組み込んでいる。

一戸建て住宅地では、豪雨時の雨水を一時的にためる貯留池を整備し、排水設備への負荷や周辺地域への急激な雨水流出を抑える仕組みを導入。一方、コンドミニアムでは、雨水の再利用や節水型の水回り設備に加え、室内への熱の侵入を抑えるガラスなどを採用している。対象となるのは洪水だけではなく、豪雨や高温、水資源の有効利用、エネルギー消費など、気候変動に伴うさまざまな課題だ。

アヤラ・ランドはこれまでも、大規模なタウンシップ開発などで雨水管理をはじめとする環境対策を進めてきた。今回の動きは、そうした考え方が中価格帯の住宅にも広がっていることを示すものと言える。

フィリピンのコンドミニアム投資では、立地や価格、デベロッパー、賃貸需要、周辺の開発計画などが主な比較材料となってきた。豪雨や高温などの気候リスクが意識される中、今後は「気候変動に対応した物件・開発であるか」も、長期的な資産価値や居住性を考えるうえで、重要な評価軸のひとつになっていく可能性がある。

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投稿更新日:2026年09月16日