海外不動産の投資・購入・売却、セミナー、物件視察ツアー、海外移住はフォーランドリアルティネットワークへ

【フィリピン不動産】物件代金の支払方法を徹底解説

支払い方法の解説記事のバナー

フィリピンのプレビルド物件では、日本のように住宅ローンを利用して購入するケースはあまり多くありません。多くの購入者は、デベロッパーが独自に用意している分割払い制度を利用します。

支払い方法を選ぶうえで押さえておきたいのが、「支払いのタイミングが早いほど、物件価格の割引率が大きくなる」という仕組みです。特に日本人投資家には、初期費用を抑えながらリスクも分散できる「頭金は分割払い、残金は竣工時に一括払い」という方法が人気です。

このページでは、代表的な支払い方法とそれぞれのメリット・デメリットを、割引率や竣工リスク・為替リスクの違いとあわせて解説します。

※なお、中古物件の場合は原則、現金一括払いとなります。

よくある支払い方法の例

以下でご紹介する支払い方法は、多くのデベロッパーで見られる代表的なものです。デベロッパーによっては、これ以外にもさまざまな支払い方法を用意しています。

プレビルド物件の開発は、デベロッパーが着工前から販売を開始し、そこで得た代金を建設資金に充てながら進めていくのが一般的なビジネスモデルです。そのため、支払いのタイミングが早いほど物件価格の割引率は大きくなり、より安く購入できる仕組みになっています。

なお、支払い条件や頭金の割合、分割期間などはデベロッパーごとに異なります。主要デベロッパーの特徴については、デベロッパーガイドをご覧ください。

支払い方法 割引率 初期資金 竣工リスク 為替リスク 人気
現金一括 × × ×
頭金一括+残金一括 ★★
頭金分割+残金一括 × ★★★

【パターン1】現金一括支払い

現金一括払いの支払いの流れ

予約金(手付金)を支払って購入申込をしてから30~60日以内をめどに(デベロッパーによって異なります)、予約金を除いた物件代金の残り全額を一括で支払う方式です。

デベロッパーにとっては、最も早く、かつ低コストで建設資金を確保できる支払い方法です。そのため、買い手は10%前後の大きな割引を受けられるケースが多く(物件により異なります)、これが最大のメリットです。

一方で、買い手側にとっては、代金を一度にまとめて支払うため、初期に用意する手元資金が高額になり、竣工リスクもすべて自分で負うことになります。また、代金全額を一度にフィリピンペソへ両替する必要があるため、両替のタイミングを分散できず、為替リスクも大きくなる点に注意が必要です。

物件購入にかかる総費用だけを見れば、現金一括払いが最も安く済みます。しかし、割引とリスクを天秤にかけたとき「割に合わない」と感じる方が多く、一般的にはこの支払い方法が選ばれるケースは非常に少なくなっています。

👤 向いている人

✔ 十分な手元資金があり、資金を長期間拘束されても問題ない方

✔ 竣工リスクよりも、最大限の割引を優先したい方

✔ 為替リスクを一度に確定させてしまいたい方

【パターン2】購入申込時に頭金一括支払い + 竣工時に残金一括支払い

頭金一括+残金一括の支払いの流れ

予約金を支払って購入を申し込んだあと、30〜60日以内をめどに(デベロッパーにより異なります)、頭金として物件代金の10〜50%程度を一括で支払い、竣工時に残額を一括で支払う方式です。

現金一括払いほどではありませんが、デベロッパー側としても初期にある程度まとまった資金を回収できるため、買い手は3〜5%程度の割引を受けられるのが一般的です(物件や頭金の比率により異なります)。

割引率は現金一括払いより下がるものの、その分、竣工リスクの影響を抑えられるため、メリットとデメリットのバランスは少し改善されます。ただし、マニラ首都圏の高級コンドミニアムでは、申込直後に数百万円〜数千万円という、まとまった頭金を支払う必要があるため、こちらも弊社のお客様の中では選ぶ方が多くない支払い方法です。

なお、この方法を利用する場合は、あらかじめ給与明細や銀行残高証明などの書類をデベロッパーに提出する必要があります。

👤 向いている人

✔ まとまった手元資金がある方

✔ リスクを抑えるため、支払いを現金一括よりも後ろにずらしたい方

✔ 割引と資金繰りのバランスを重視する方

【パターン3】頭金を毎月分割支払い + 竣工時に残金一括支払い

頭金分割+残金一括の支払いの流れ

予約金を支払って購入を申し込んだあと、頭金(物件代金の10〜50%程度)を24〜60ヵ月ほどかけて毎月分割で支払い、竣工時に残額を一括で支払う方式です。分割払いの期間中は、月々の支払いが数万円程度で済むのが一般的です。

この支払い方法では、割引がないか、あっても1〜2%程度と小さいのが一般的です。しかし、竣工に向けて少しずつ支払っていくため、竣工リスクの影響を抑えやすいうえ、フィリピンペソへの両替タイミングも分散できるので、為替リスクも他の方法より小さく抑えられます。

弊社でこれまでご案内してきた中で、最も多くのお客様に選ばれているのが、この「頭金を分割払い+竣工時に残金一括払い」というパターンです。割引率こそ大きくありませんが、初期費用を抑えられ、竣工リスクや為替リスクも分散しやすいため、フィリピン不動産を初めて購入される方に特に支持されています。

プレビルド物件ならではの販売の仕組みや、なぜ分割払いが採用されているのかについては、「プレビルド&中古物件のメリット・デメリット徹底比較」で詳しく解説しています。

なお、長期の分割払いという形にはなりますが、この方式は銀行が代金を立て替える住宅ローンとは異なり、あくまで物件代金を複数回に分けて前払いしているだけなので、基本的に金利はかかりません。ただし、この方法でも、給与明細や銀行残高証明などの書類をあらかじめデベロッパーに提出する必要があります。

また、支払いには現地銀行の小切手を使うのが基本であるため、口座開設や小切手の記入など、事前の準備にはやや手間がかかります。しかし、最近は大手デベロッパーを中心に、「WISE(ワイズ)」などの海外送金サービスを活用した送金を受け入れるところも出てきています。為替手数料を節約できる可能性が高いため、こうしたサービスが利用できる場合は、積極的に利用を検討しましょう。

👤 向いている人

✔ 初期費用を抑えつつ、竣工までの期間を残金の「貯蓄期間」としてコツコツ支払いたい方

✔ まとまった手元資金はあるが、できるだけ流動性を残しておきたい方

✔ 為替リスクや竣工リスクを分散させながら支払いたい方

フィリピン不動産の購入全体の流れを知りたい方は、まず「フィリピン不動産の購入手順」をご覧ください。支払いのタイミングが、購入手続き全体の中でどの段階にあるのかも分かります。

外国人はフィリピンの住宅ローンを利用できない?

フィリピンの一部銀行は、外国人向けにも住宅ローンを提供しているため、理論上は外国人でも融資を受けることは可能です。住宅ローンを利用できれば、竣工時の残額を現地銀行からの借り入れでまかなう、といったこともできます。

しかし、実務上は、現地に住んでいない外国人(非居住外国人)は融資対象外とされているケースがほとんどで、現実的に現地の銀行から融資を受けるのは難しいのが実情です。その理由として、次の2つが考えられます。

【理由1】フィリピン居住者を前提とした商品設計

フィリピンの住宅ローンは、基本的に現地に居住しているか、現地で安定した収入基盤を持つ人を前提に設計されています。そのため、永住権(SRRVなど)を持つ外国人や、就労ビザで現地に住み安定した収入を得ている方、フィリピン人の配偶者がいる方などであれば、融資を受けられる可能性があります。

一方、日本に住みながらフィリピンへ投資するような非居住外国人の場合は、返済の継続性や所在の把握が難しいことから、審査の対象外とされるケースがほとんどです。

【理由2】高い信用評価を得にくい

フィリピンの銀行は、国内での収入や納税実績、クレジットヒストリー(信用情報の履歴)を重視しており、日本の収入証明や納税証明は参考程度にしか見てもらえないのが一般的です。また、日本とフィリピンの間には、信用情報(クレジットスコア)を相互に参照できる仕組みがありません。そのため、フィリピンでの借り入れ実績が一切なければ、信用力は極めて低く評価され、審査に通りにくくなります

日本の銀行の海外不動産ローンは検討の余地あり

近年は、海外不動産に投資する日本人が増えたことを受けて、日本の一部銀行が、海外不動産の購入にも使えるローンを提供するようになっています。

たとえば、東京スター銀行が提供している「[全世界型]海外不動産ローン」は、フィリピンの不動産も融資対象です。このローンは、日本国内に所有する不動産を担保に、最長30年、物件購入価格の100%(+諸経費)まで融資を受けられる商品で、金利は変動金利で年率1.50〜5.00%(2026年7月時点)となっています。

日本国内に不動産を所有していることが最低条件にはなりますが、条件を満たす方にとっては、フィリピン不動産投資でもレバレッジを効かせられる方法として、検討する価値のある選択肢のひとつと言えるでしょう。

支払い方法のご相談もフォーランドにお任せ!

支払い方法は、「割引率が高いもの」が必ずしも最適とは限りません。ご予算や購入目的、投資期間、為替リスクの考え方によって、最適なプランは変わります。弊社では、お客様のご状況に合わせて無理のない資金計画をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。

フィリピン不動産について
お気軽にご相談ください

ご予算やご希望エリアに合わせた物件のご紹介はもちろん、購入の流れや購入後の管理・運用など、経験豊富なスタッフが日本語で丁寧にご案内いたします。

ご相談は無料です。

よくある質問(FAQ)

Q1.フィリピン不動産ではどの支払い方法が一般的ですか?

日本人投資家には、「頭金を分割で支払い、竣工時に残金を一括で支払う」方法が最も人気です。初期費用を抑えながら、竣工リスクや為替リスクも分散しやすいため、初めてフィリピン不動産を購入する方にも選ばれています。

Q2.フィリピン不動産の頭金はいくら必要ですか?

デベロッパーや物件によって異なりますが、一般的には物件価格の10〜50%程度が頭金となります。頭金を一括で支払うプランだけでなく、24〜60ヵ月程度に分けて支払えるプランも多く用意されています。

Q3.現金一括払いにはどんなメリットがありますか?

現金一括払いは、デベロッパーから大きな割引を受けられる可能性があることが最大のメリットです。一方で、多額の資金を早期に用意する必要があり、竣工リスクや為替リスクを一度に負う点には注意が必要です。

Q4.頭金を分割払いにすると金利はかかりますか?

通常、プレビルド物件の頭金分割払いは住宅ローンではなく、デベロッパーへ物件代金を分割して支払う仕組みです。そのため、基本的に金利は発生しません。ただし、支払い条件はデベロッパーによって異なるため、契約内容を事前に確認しましょう。

Q5.外国人でもフィリピンの住宅ローンは利用できますか?

理論上は外国人向け住宅ローンを提供している銀行もありますが、日本在住の非居住外国人が融資を受けるのは非常に難しいのが実情です。そのため、多くの外国人購入者はデベロッパーの分割払い制度を利用しています。

Q6.為替リスクを抑えるにはどの支払い方法がおすすめですか?

為替リスクを分散したい場合は、頭金を毎月分割で支払う方法がおすすめです。複数回に分けて日本円をフィリピンペソへ両替できるため、一度に全額を両替する場合に比べて為替変動の影響を受けにくくなります。

Q7.支払い方法は契約後に変更できますか?

変更できるかどうかはデベロッパーによって異なります。契約内容や進捗状況によっては変更できない場合や、追加手続きが必要になる場合もあるため、契約前に支払い計画を十分に検討することが大切です。

Q8.フィリピン不動産を購入する際、物件価格以外にも費用はかかりますか?

はい。物件価格のほかに、税金や登記関連費用、各種手数料などが必要になります。また、物件を所有した後も管理費や固定資産税などが発生するため、総額で資金計画を立てることが重要です。

Q9.初めてフィリピン不動産を購入する場合は、どの支払い方法がおすすめですか?

初めて購入する方には、頭金を分割で支払い、竣工時に残金を一括で支払う方法がおすすめです。初期費用を抑えられるだけでなく、竣工リスクや為替リスクも分散しやすいため、多くの日本人投資家に選ばれています。