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2023.05.31
シンガポールの住宅賃料、アジア太平洋地域で最高に

不動産業界のコミュニティ形成を目的とする国際非営利団体アーバン・ランド・インスティテュート(ULI)がこのほど発表した、アジア太平洋地域の住宅事情調査(2023年版)によると、シンガポールの住宅賃料が域内の主要45都市の中で最も高いことわかった。

同調査は、オーストラリア、中国、インド、インドネシア、日本、フィリピン、シンガポール、韓国、ベトナムの9ヵ国・45都市を対象としたもの。

シンガポールの民間住宅の月額賃料(中央値)は、2023年に2,596ドル(約36万円)となり、オーストラリアのシドニー(1,958ドル)や香港(1,686ドル)を3割以上も上回った。

ULIはシンガポールの高い賃料について、「経済活動の再開で外国人流入が増加したこと、コロナ禍での建設プロジェクトの遅延、賃貸物件の供給不足、親との別居を好む若い世代が増えていることなど、複数の要因が背景にある」と説明している。

なお、2023年の住宅価格(中央値)についても、シンガポールが120万ドルと、前年首位の香港(116万ドル)を上回り最高額だった。

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投稿更新日:2023年05月31日