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2023.08.23
23年7月の米中古住宅販売は年初来最低、金利上昇と在庫不足で

全米不動産業協会(NAR)によると、2023年7月の中古住宅販売件数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.2%減の407万戸と、年初来最低の水準にとどまった。

低調な販売の背景には、住宅ローン金利が約7%と過去20年あまりで最も高い水準となっていることがある。また、低金利環境で固定ローンを組んでいる人が多い中、高い金利で買い替えを行おうとするニーズは乏しく、在庫が不足していることも響いた。

そのため、販売が低調な中でも需給のひっ迫が生じており、中古住宅価格の中央値は前年同月比1.9%上昇の40万6,700ドル(約5,920万円)と、6ヵ月ぶりにプラスに転換している。

なお、総在庫数は111万戸と、データが残る1999年以降で最低を記録。7月の販売ペースに基づく在庫消化期間は3.3ヵ月と、健全な水準とされる4~7ヵ月を引き続き下回っている。

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投稿更新日:2023年08月23日