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2023.08.25
23年7月の米新築住宅販売は1年半ぶり高水準、中古の供給不足で

米商務省によると、2023年7月の米新築一戸建て住宅販売件数(季節調整済み)は、年率換算で前月比4.4%増の71万4,000戸となり、2022年2月以来、1年5ヵ月ぶりの高水準を記録した。

販売件数を地域別に見ると、中西部が47.7%増と2010年9月以来の大幅な伸びを記録。西部は21.5%増、北東部は2.9%減、南部は6.3%減だった。

一方、販売価格の中央値は、前年同月比8.7%減の43万6,700ドル(約6,380万円)。この他、直近の販売ペースに基づく在庫消化期間は7.3ヵ月と、2022年上旬以来の低水準だった。

アメリカでは、住宅所有者の7割超が固定金利で住宅ローンを組んでいるとされる。そのため、低金利環境でローンを組んだ住宅所有者の多くは、現在の高金利環境で住み替えを行うことに消極的な姿勢を示している。

その結果、アメリカの住宅流通の約9割を占める中古市場で在庫不足が発生しており、新たに購入を検討している層が新築物件に流れてきている。

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投稿更新日:2023年08月25日