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2023.10.25
ハノイの新築マンション平均販売価格、23年3Qは14%増
ベトナム建設省によると、2023年第3四半期(7~9月)における首都ハノイ市の新築マンション平均販売価格は、前年同期比14%上昇の1㎡当たり約5,080万ドン(約30万9,880円)となった。
ドンダー区の「TNR・ザ・ノスタ」(1㎡当たり6,000万~7,500万ドン)、北トゥーリエム区の「ハン・ジャルディン・アパートメント」(同5,100万~8,200万ドン)など、新規供給の9割超が高級マンションだったことが平均を押し上げた。
ベトナムでは2020年以降、新型コロナウイルスや不動産業者向け融資の厳格化、政策金利の引き上げなど、様々な要因によって建設工事が停滞。建築資材も高騰する中、不動産業者が利幅を取りやすい高級物件の開発に資源を集中したことで、供給バランスの悪い状況が続いていた。
ただ、今年に入り社債発行条件の緩和や利下げが進んでいることで、止まっていた建設工事は再開傾向にある。建設省によると、今年第3四半期に建設中の全国の商業住宅((マンション、一戸建て住宅を含む)は、前期比2.06倍の863事業44万2,453戸に増加。新たに販売許可を取得した商業住宅も同2.32倍の47事業8,208戸となっており、今後は供給バランスが改善していくことが期待される。
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投稿更新日:2023年10月25日