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フィリピンのマニラ首都圏で統合型リゾート（IR）施設「オカダ・マニラ」を運営するタイガー・リゾート・レジャー＆エンターテインメント（TRLEI）はこのほど、セブ州マクタン島で開発が進むIR事業を買収することで基本合意したことを明らかにした。今後、2024年7月までに最終契約を結び、2027年の開業を目指すとしている。

TRLEIの親会社である日本の娯楽大手ユニバーサルエンターテインメントによると、買収するのはフィリピンの実業家デニス・ウイ氏率いるカジノ運営会社PHリゾーツ・グループ・ホールディングスが開発計画を進めていた「エメラルド・ベイ・リゾート・アンド・カジノ（EBRC）」事業。

同プロジェクトでは、マクタン島東端の300mに及ぶビーチフロントに、全642室の5つ星ホテル、700台超の電気ゲーム機と140のテーブルを備えたカジノ施設、コンベンションセンターなどからなるIR施設を創り上げることを計画していた。

しかし、新型コロナウイルスの影響で開発が停滞。これまでに複数のカジノ運営会社や不動産開発会社と事業譲渡の交渉を進めてきたが、いずれも破談となっていた。

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