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2017.06.19
英金融大手HSBC、KLの国際金融特区にマレーシア本社ビルを新設へ

英金融大手HSBCのマレーシア法人であるHSBCバンク・マレーシアは、クアラルンプールで計画されている国際金融特区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」に本社を移転することを明らかにした。

2億5,000万ドル(約278億円)を投じて用地を取得し、新本社ビルを建設する計画で、外銀によるTRXでの開発投資は初となる。新本社ビルのオフィススペースは、少なくとも56万8,000平方フィート(約5万2,768㎡)に上る見通し。

HSBCバンク・マレーシアのムクタル・フセイン最高経営責任者(CEO)は、マレーシアが東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国で有数の金融ハブとなっており、TRXによって同地位が一段と強化されることに言及。同エリアへの進出について「HSBCのASEAN戦略におけるマレーシアの重要性が増大する」と意義を強調した。

TRXは29ヘクタールの敷地に、26棟のオフィスビルやホテル、商業施設などを建設。2025~30年に完成予定で、これまでに不動産開発会社のレンドリース(オーストラリア)、ムリア・グループ(インドネシア)や地場アフィン・ホールディングス、建設大手WCTホールディングス、巡礼基金(タブン・ハジ)などが入居を決めている。

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投稿更新日:2017年06月19日