海外不動産の投資・購入・売却、セミナー、物件視察ツアー、海外移住はフォーランドリアルティネットワークへ

ニュース&トピック

ニュース&トピック(詳細)

2021.08.11
21年2Qの比GDP成長率は11.8%増、6四半期ぶりにプラス成長

フィリピン統計庁(PSA)によると、2021年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(速報値)は前年同期比11.8%増だった。厳しい外出・移動制限の導入によって、前年同期に17%減と過去最悪の下落率を記録した反動もあり、1988年第4四半期(10~12月)以降で最も高い伸び率となった。

フィリピン経済は、新型コロナウイルスの流行が始まった2020年第1四半期(1~3月)からマイナス成長が続いていたが、6四半期ぶりにプラス成長に転じた。ただ、コロナ前(2019年第2四半期)のGDP水準を依然として7.2%下回っており、回復はまだ道半ばの状況にある。

詳細を見ると、GDPの約7割を占める個人消費は7.2%増加し、5四半期ぶりにプラスに転じた。また、工業が20.8%増、サービス業が9.6%増、建設業が33.4%増、設備投資が89.2%増などとなり、企業活動も大きく持ち直した。

21年3月末~5月に外出・移動制限が厳格化された中での大幅なプラス成長について、国家経済開発庁(NEDA)のチュア長官は、「(前年同期に大きく落ち込んだことによる)ベース効果だけではない。感染対策と国民の雇用・所得の回復のバランスを取った結果だ」との見解を示した。

ただ、先月16日に感染力の強いデルタ株が国内で初めて確認されて以降、感染事例が相次いで報告される中、政府は今月6~20日までマニラ首都圏で最も厳しい外出・移動制限を導入するなど、足元で再び感染対策を強めている。そのため、21年第3四半期(7~9月)のGDPは再びマイナス成長に転じる可能性がある。

フィリピン不動産についての最新情報

フィリピン不動産についての最新情報は下記リンク先よりご確認ください。


関連記事

2024.05.10
24年1QのフィリピンGDPは5.7%増、政府支出や輸出が下支え

フィリピン統計庁(PSA)によると、2024年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率(速報値)は、前年同期比5.7%増となり、前期の5.5%増から伸びが加速した。 詳細を見ると、GDPの7割超を占める個人消費は4.6%増となり、コロナ禍で落ち込んだ2021...[記事全文]

2024.05.09
比不動産大手アヤラ、24年1Qの高級物件販売が過去最高に

フィリピンの不動産開発最大手アヤラ・ランドの子会社で、高級物件開発を手掛けるアルベオ・ランドによると、2024年第1四半期(1~3月)の予約販売額は前年同期比41.1%増の127億ペソ(約340億円)となった。 マニラ首都圏近郊のプロジェクトの販売が好調で、...[記事全文]

2024.05.08
阪急電鉄がマニラLRT1号線の運営に参画、不動産開発も視野

住友商事、阪急電鉄、国際協力機構(JICA)は7日、フィリピンのマニラ首都圏を走る都市旅客鉄道LRT1号線の運営・保守事業に共同で取り組むことで合意したと発表した。 LRT1号線は、ケソン市フェルナンド・ポー・ジュニア駅~パサイ市バクララン駅を結ぶ全長約20...[記事全文]

バックナンバー検索

  • ビジネスカテゴリで検索
ビジネス 政治 金融・経済 不動産 生活 その他
  • キーワードで検索

投稿更新日:2021年08月11日