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2020.09.10
星不動産大手キャピタランドが中部で複合開発、コロナ禍の新常態に対応
シンガポールの大手不動産開発会社キャピタランドは9日、同国中部のワンノース地区で複合開発プロジェクト「ロチェスター・コモンズ」を推進することを発表した。完成は2021年第4四半期(10~12月)を見込んでいる。
ワンノース地区では、バイオメディカルサイエンスやICT、メディア、エンジニアリングなどの高付加価値産業が集まる巨大ビジネスパークの開発が進められており、「ロチェスター・コモンズ」もその一環として開発。
2.4ヘクタールの用地に、17階建てのオフィスタワーや「Citadines Connect」ブランドのホテルのほか、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)を活用した東南アジア初の企業幹部候補生向け共用エグゼクティブラーニングセンター「カタパルト」、屋外イベントスペース、飲食店などを整備する。
コロナ禍で広がる「ニューノーマル(新常態)」に対応するため、敷地内の建物には顔認証技術を用いた入退室管理や、専用アプリを通じた施設の利用予約といったデジタル技術を多数活用するという。
なお、敷地内には19世紀頃の植民地時代に建てられた「ブラック&ホワイト」と呼ばれるバンガロー形式の建築物が12軒残存しているが、今回の開発でそのうち7軒をオフィス用、5軒を飲食店用に改修する。
「ロチェスター・コモンズ」の開発イメージ
(出所:CapitaLand)
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投稿更新日:2020年09月10日