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2022.07.22
シンガポール不動産投資額、22年上期は46%増

世界最大級の不動産サービス会社であるコリアーズ・インターナショナルによると、2022年第2四半期(4~6月)におけるシンガポールの不動産投資額は、前期比36.9%減の68億Sドル(6,700億円)だった。これにより上半期(1~6月)の累計では、前年同期比46.3%増の177億Sドルとなった。

第2四半期の詳細を見ると、オフィス物件や政府による土地取引が投資の中心だった。ただ、第1四半期(1~3月)に大型取引が集中した反動により、前期との比較では全ての資産クラスで投資額が減少。商業用不動産は前期比58%減、住宅用不動産は同18%減、産業用不動産は同29%減となった。

コリアーズは上半期の投資額について、「需要の改善と投資家の信頼の高まりを反映している」と指摘。そのうえで、「マクロ経済の不確実性が投資家の意思決定を遅らせる可能性はあるが、投資家は資金を豊富に投入し続けており、不動産投資はこの先も増えるだろう」と先行きに明るい見方を示した。

2022年通年の不動産投資額については、前年比15%増の326億Sドルになると予測。大型案件が第3四半期(7~9月)に持ち越された商業用不動産や、ビジネスパーク、倉庫、データセンターなどの産業用不動産が投資先の中心になると見ている。

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投稿更新日:2022年07月22日