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2022.12.20
訪フィリピン外国人観光客目標、23年は倍増の480万人に設定
フィリピン観光省はこのほど、2023年における外国人観光客の誘致目標を、前年比約2倍となる480万人に設定すると発表した。また、観光収入は58億4,500万ドル(約8,020億円)を目指すとしている。
クリスティーナ・フラスコ観光相は会見で、「コロナ禍では遅れを取ったものの、2023年は世界の観光地としての地位を取り戻したい」とコメント。今年11月に入国制限はほぼ撤廃されたものの、ワクチン未接種者などに対する規制は一部残されており、今後政府に対してさらなる緩和を働きかけていくとしている。
また、観光客の利便性を高めるためにビザ手続きも見直す方針で、中国やインドなどの入国時に観光ビザの取得が必要な国からの渡航者に対し、電子申請できる仕組みを提供する。一方、日本など観光ビザの取得が不要な国についても、滞在可能期限を延ばしたり、延長申請手続きの電子化対応を進めるとしている。
ただ、2023年の目標値は、コロナ禍前の2019年に記録した819万人の約6割にとどまる。韓国と並ぶボリューム層であった中国人観光客の動向が不透明な中、コロナ禍からの完全回復にはまだ時間がかかる見通しとなっている。
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投稿更新日:2022年12月20日