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マレーシアの首都クアラルンプール（KL）で10日、地上118階建ての超高層ビル「ムルデカ118」が正式に開業した。オーストラリアの著名建築家フェンダー・カツァリディスによって設計されたムルデカ118は高さ678.9mと、ドバイの「ブルジュ・ハリファ」（829.8m）に次ぐ世界2位、東南アジアでは最高層のビルとなる。

所有者は政府系投資会社プルモダラン・ナショナル（PNB）の子会社PNBムルデカ・ベンチャーズで、同ビルの17フロア分はPNBのオフィスとして利用。大手銀行マラヤン・バンキング（メイバンク）も、近く本社を移転する予定となっている。

また、全7フロアの大型モールや、国内初となる「パーク・ハイアット」ブランドのホテルなども順次開業を予定。最上階には都心を一望できる展望台も設置されている。

なお、ムルデカ118の隣接地では、独立宣言やマレーシア連邦成立宣言が行われた歴史的建造物「ムルデカ・スタジアム」の修復工事が行われているが、こちらについても今年6月までに一般公開が再開できるとの見通しを示している。

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