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英金融大手HSBCのマレーシア法人HSBCマレーシアはこのほど、南部ジョホール州ジョホールバルに富裕層向けサービスに特化した拠点「ウェルス・センター」を開設した。

マレーシア国内におけるウェルス・センターの開設は、今年1月の首都クアラルンプールの国際金融区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ（TRX）」に続き、2ヵ所目となる。

このウェルス・センターの利用は、HSBCに最低300万リンギ（約1億1,400万円）以上の残高を維持している最上位の口座グレード「プレミア・エリート」を保有する顧客が対象。予約制のセンターでは、資産の運用・保全、相続など様々なニーズに合わせたオーダーメイドの資産管理ソリューションが提供される。

HSBCマレーシアは、ジョホール州を開設地に選定した理由について、「州内で増加する富裕層人口に対応するためのものだ」と説明。国際金融センターであるシンガポールに近く、共同経済特区「ジョホール・シンガポール経済特区（JS-SEZ）」からの投資流入が増加しているうえに、データセンター、デジタルインフラ、先端製造業など産業の多角化も進んでいることから、ウェルス・センターの開設地として理想的な場所であると評価している。

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