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2020.11.27
20年10月の米新築住宅販売は0.3%減も、06年以来の高水準を維持

米商務省によると、2020年10月の新築一戸建て住宅販売件数(季節調整済・年率換算)は、前月比0.3%減の99万9,000戸となった。前年同月比では41.5%増だった。

前月比では6ヶ月ぶりの減少となったものの、過去最低水準にある住宅ローン金利や新型コロナウイルスの流行に伴う郊外住宅への需要などを追い風に、2006年以来の高水準を維持した。

地域別に見ると、中西部が前月比11.2%増の10万9,000戸と最も伸びが大きかったほか、北東部も同5.1%増の4万1,000戸と堅調だった。一方、南部は同2.0%減の58万戸、西部も同1.5%減の26万9,000戸だった。

建設作業員や建設資材、開発用地が不足する中、新築住宅の供給はタイトな状況が続いており、10月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は前月から横ばいの3.3ヵ月で、1963年の統計開始以降で最短となっている。

また、需給がひっ迫していることから、販売価格の中央値も前年同月比2.5%上昇の33万600ドル(約3,440万円)と堅調だった。

米新築一戸建て住宅販売件数(2016年1月~2020年10月)
米新築一戸建て住宅販売件数
(出所:米商務省

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投稿更新日:2020年11月27日