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2021.10.07
条件難化のMM2Hビザ、批判を受けて既存保有者は大半を適用除外へ

マレーシアのハムザ・ザイヌディン内務相は5日、10月から適用を開始した外国人向け長期滞在ビザ「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」の新たな条件について、既存のビザ保有者に対してはその大部分を適用除外とする方針を明らかにした。

MM2Hの条件変更を巡っては、「月収」、「定期預金額」、「金融資産額」、「滞在義務」、「申請年齢」、「有効期間」、「ビザ発給費」、「申請手数料」、「更新条件」の9項目で大幅に条件が改悪。既存のビザ保有者の大半が新条件を満たせないことから、各所より批判の声が殺到している状況にあった。

今回打ち出された緩和方針によると、既存のビザ保有者については「ビザ発給費」の引き上げ(旧:年RM90、新:年RM500)と、「滞在義務」(旧:なし、新:年間計90日以上)のみが課されることになるという。ただ、更新を行う際には、全ての新条件が適用されるとしている。

マレーシアがリタイア後の移住先として人気を集めていた背景には、比較的取得しやすかった旧条件のMM2Hの存在があっただけに、新規申請者に厳しい新条件が適用されることで、その人気は大きく落ち込む可能性は高いと見られている。その場合、代替地としてはタイやフィリピンが有力な選択肢になるとの見方がある。

MM2H条件改正部分の比較

旧条件 新条件
月収 RM1万 RM4万
定期預金額 50歳以上はRM15万
50歳未満はRM30万
RM100万
金融資産額 50歳以上はRM35万
50歳未満はRM50万
RM150万
滞在義務 なし 年間計90日以上
申請年齢 20歳以上 35歳以上
有効期間 10年間(更新可) 5年間(更新可)
ビザ発給費 RM90/年 RM500/年
申請手数料 なし RM5,000
被扶養者は1人につきRM2,500
更新条件 定期預金の更新
健康診断の実施
既存保有者も更新時には新条件適用

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投稿更新日:2021年10月07日