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2021.10.15
21年3QのシンガポールGDP成長率は6.5%、来年も堅調見込む

シンガポール貿易産業省によると、2021年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(速報値)は、前年同期比6.5%増となった。新型コロナウイルスの影響により、前年同期に5.8%減と大きく落ち込んでいたため、反動で高い伸び率を記録した。

分野別に見ると、最大の伸びを示したのは建設業であり、前年同期比で57.9%増加。経済・社会活動制限する「サーキットブレーカー」の導入や、入国制限による外国人作業員の不足で建設工事が停滞していた前年より、状況が改善していることが背景にある。

また、製造業も電子製品や半導体などの世界的な需要拡大を受け、同7.5%増と順調に推移。その他、金融や卸売り・小売りなどが堅調で、サービス業も5.5%増と回復を示した。一方、出入国制限が続く中、宿泊・飲食と不動産サービスは、同3.1%増と戻りが鈍かった。

貿易産業省は、2021年通年のGDP成長率について、従来の見通しである前年比4~6%を維持すると発表。また、2022年の見通しについては、「2021年よりは減速するものの、経済活動の再開によって堅調な伸びを維持する」とした。

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投稿更新日:2021年10月15日