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2022.07.21
22年6月の米中古住宅販売件数は2年ぶり低水準、金利上昇響く

全米不動産協会(NAR)によると、2022年6月の中古住宅販売件数(季節調整済み)は、年率換算で前月比5.4%減の512万戸となり、2020年6月以来の低水準となった。減少は5ヵ月連続。

住宅ローン金利の上昇や住宅価格の高騰を受けて、初めての住宅購入を検討している層を中心に購入を諦める人が出てきていると見られる。

一方、深刻な在庫不足が続く中、販売価格(中央値)は前年同月比13.4%上昇の41万6,000ドルと過去最高を更新。前年同月比での2ケタの価格上昇は23ヵ月連続となる。

販売件数を地域別に見ると、北東部は前月比で横ばいだったものの、西部は同11%減、南部は同6.2%減、中西部は同1.6%減といずれも軟調だった。

この他、在庫は前年同月比で2.4%増と2019年以降で初めて増加に転じ、126万戸となった。ただ、6月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.0ヵ月となっており、健全な需給バランスとされる6~7ヵ月は引き続き大きく下回っている。

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投稿更新日:2022年07月21日