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2024.03.22
24年2月の米中古住宅販売件数は1年ぶり高水準、供給制約緩和

全米不動産業者協会(NAR)によると、2024年2月における米中古住宅販売件数(季節調整済み)は、年率換算で前月比9.5%増の438万戸となり、昨年2月以来の高水準を記録した。

これまで供給不足が販売の足かせとなってきたが、住宅在庫が2月としては2020年以来の高水準となる約107万戸に増加し、選択肢が広がったことが取引の拡大に繋がった。また、住宅ローン金利の低下も需要を下支えした。

ただ、住宅在庫はコロナ禍前の約200万戸を依然として大幅に下回っている状況で、直近の販売ペースに基づく在庫の消化期間は2.9ヵ月と、健全な需給バランスとされる4~7ヵ月を下回っている。

そのため、住宅在庫が増加している中でも、販売価格の中央値は前年同月比5.7%上昇の38万4,500ドル(約5,825万円)と、2月としては過去最高を記録している。

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投稿更新日:2024年03月22日