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2025.05.07
マカティ市地下鉄計画、「もはや実現不可能」

フィリピンで鉄道・不動産開発を手掛けるフィリピン・インフラデブ・ホールディングス(PIHI)はこのほど、マニラ首都圏マカティ市中心部で計画していた地下鉄プロジェクト「マカティ・シティ・サブウェイ」について、「もはや実現は不可能」だとして撤退する方針を示した。

同路線は2018年に計画が浮上し、PIHIがマカティ市などと合弁契約を結んで準備を進めていたもの。マカティ市内の主要スポットを結ぶ全長11kmの路線で、当初は2025年の開通を目指していた。

ただ、2022年の最高裁で元々マカティ市が管轄していた10のバランガイ(最小行政単位)について、隣接するタギッグ市に帰属するとの判決が下り、予定していた10駅のうち半数以上がタギッグ市の管轄地域に転換。土地帰属問題を抱える中、タギッグ市と協力して現行の計画を進めることは困難だと判断し、2024年1月にマカティ市が計画を一旦白紙に戻す方針を発表していた。

PIHIは計画内容の見直しを行い、計画継続の可能性を模索していたが、このほど「プロジェクトの実行可能性を検討したが、経済的にも運営上もプロジェクトの実行はもはや不可能。マカティ・シティ・サブウェイ計画への参加を終了する必要があるとの結論に達した」と発表。シンガポール国際仲裁センターにて、マカティ市との合弁契約の解消に向けた手続きをすでに始めていることも明らかにしている。

なお、マニラ首都圏では現在、日本政府の援助などを受けて「メトロ・マニラ・サブウェイ」プロジェクトも実施されているが、こちらについては2029年の全面開通を目指して引き続き整備が進んでいる。

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投稿更新日:2025年05月07日