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2017.07.04
投資先としてフィリピンの魅力上昇、米国務省レポート

米国務省はこのほど発表したリポートで、フィリピンは投資先として魅力が高まっているとの見方を示した。リポートではフィリピン経済について、中間所得層の台頭による個人消費の増加や、政情が比較的安定していることで、過去6年間に年平均6.1%のペースで成長を続けてきたと指摘した。

また、投資環境に関しては、高い経済成長と財政健全化の進展に支えられ、国債の格付けが13年から投資適格級を維持していることに言及。投資のルールが明確な経済特区の設置による外国企業進出の活発化、人件費の低さ、優秀な労働力の存在、金融システムの安定などについて高く評価した。

フィリピン中央銀行によると、16年の外国直接投資(FDI)流入額(引き揚げ分を差し引いたネットベース)は、前年比40.7%増の79億3,300万ドル(約9,106億円)に拡大。伸び率はシンガポールの20.8%、マレーシアの14.7%を上回っている。

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投稿更新日:2017年07月04日