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2019.12.04
19年Q3のKL高級オフィス賃料、超高層ビルの一部開業で4年ぶり上昇

英不動産サービス大手ナイトフランクはこのほど、アジア太平洋地域・主要20都市の高級オフィス賃貸市場に関する最新レポートを公表。同レポートによると、2019年第3四半期(7~9月)におけるマレーシア・クアラルンプール(KL)中心部の高級オフィス賃料は、前期比2.1%の上昇となった。同エリアの高級オフィス賃料が上昇するのは、2015年第2四半期(4~6月)以来、約4年ぶり。

KL中心部の高級オフィス賃料が上昇した背景には、国際金融区として開発が進む「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」に、超高層ビル「エクスチェンジ106」(全高492m)の低層部分や、英系保険大手プルデンシャルと関連企業が主要テナントとして入居する「ムナラ・プルデンシャル」など、比較的賃料の高いオフィスが完成したことがあるという。

ただ、KL中心部のオフィス市場は引き続き供給過剰状態にあるため、短中期的には賃料は弱含む見通しだとしている。

レポートによると、19年第3四半期におけるKL中心部の高級オフィスの平均賃料は、1㎡当たり月額15.2ドル(約1,649円)、サービス料や税金を加味した実効賃料は同17.9ドルとなっており、どちらも対象20都市の中で最も低かった。

なお、主要な東南アジアの都市の1㎡当たり平均月額賃料は、プノンペン(シティセンター)が23.6ドル(実効賃料30.9ドル)、ジャカルタ(CBD)が24.7ドル(同30.8ドル)、シンガポール(ラッフルズプレイス、マリーナベイ)が80.5ドル(同92.7ドル)、バンコク(CBD)が36.9ドル(同41.0ドル)、マニラが21.1ドル(同24.5ドル)となっている。

アジア太平洋地域・主要20都市の高級オフィス賃料動向(2019年第3四半期)
都市 現地通貨建て賃料 前年同期比 前期比 ドル建て賃料 ドル建て実効賃料
豪州 ブリスベン
(CBD)
613.0AUD 3.0% 1.2% 34.5USD 28.3USD
メルボルン
(CBD)
694.0AUD 15.5% 2.1% 39.1USD 38.4USD
パース
(CBD)
610.0AUD 3.4% 2.3% 34.3USD 30.2USD
シドニー
(CBD)
1,165.0AUD 6.4% 2.5% 65.6USD 61.7USD
東アジア 東京
(都心5区)
39,624.0JPY 1.6% ▲4.3% 110.9USD 106.4USD
北京 360.0CNY ▲4.7% ▲0.8% 50.3USD 74.4USD
広州
(CBD)
193.4CNY 1.4% 0.2% 27.0USD 45.8USD
上海
(浦西、浦東)
282.9CNY ▲2.1% ▲1.1% 39.6USD 60.3USD
香港
(セントラル)
150.5HKD ▲8.3% ▲5.6% 206.6USD 210.7USD
台北
(ダウンタウン)
2,788.0TWD 2.2% 0.0% 27.2USD 41.3USD
ソウル
(中心部3区)
33,954.7KRW 0.5% ▲0.4% 28.2USD 69.2USD
インド ベンガルール
(CBD)
1,615.0INR 17.6% 8.0% 20.5USD 34.6USD
ムンバイ
(BKC)
3,640.0INR 2.0% 1.0% 46.2USD 77.9USD
ムンバイ
(BKC)
3,640.0INR 2.0% 1.0% 46.2USD 77.9USD
デリー首都圏
(コンノートプレイス)
4,079.0INR 4.4% 3.0% 51.8USD 87.3USD
東南アジア プノンペン
(シティセンター)
23.6USD 0.5% 0.0% 23.6USD 30.9USD
ジャカルタ
(CBD)
4,200,624.0IDR ▲10.8% 0.0% 24.7USD 30.8USD
クアラルンプール
(中心部)
5.9MYR 1.5% 2.1% 15.2USD 17.9USD
シンガポール
(ラッフルズプレイス、マリーナベイ)
10.35SGD 4.5% ▲0.6% 80.5USD 92.7USD
バンコク
(CBD)
1,129.0THB 9.4% ▲1.2% 36.9USD 41.0USD
マニラ 1,095.0PHP 7.5% ▲0.4% 21.1USD 24.5USD

出所:MM2H公式サイト
※現地通貨建て賃料は1平方フィート(約0.093㎡)当たり月額(豪州、インド、ジャカルタは年額)
※ドル建て賃料、実効賃料は1㎡当たり月額

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投稿更新日:2019年12月04日