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2020.08.24
シンガポール不動産市場で大型取引が活発化、価格下落が呼び水に
米系不動産仲介会社クッシュマン&ウェイクフィールド(C&W)はこのほど、シンガポールで販売価格1,000万Sドル(約7億7,000万円)以上の投資用不動産の取引が、4月以降に活発化していることを明らかにした。
C&Wによると、シンガポールの物件の販売価格は、新型コロナウイルスの流行前と比べて1~2割ほど下落しており、こうした価格の下落が大型取引を後押ししているという。
1~3月は販売価格1,000万Sドル以上の物件の取引はほぼ皆無だったものの、4月以降は複数の大型取引が成約。5月には、中国のEC最大手アリババグループが、中心部タンジョン・パガーの高級オフィスビル「AXAタワー」の権益50%を16億8,000万Sドル(約1,295億円)で取得したほか、サウジアラビアの大手財閥オラヤン・グループが、中心部ラッフルズ・プレイスのオフィスビル「シェブロン・ハウス」を3億1,500万Sドル(約242億円)で購入したことなども伝わっています。
また、8月にはシンガポールの不動産開発会社トゥアン・シン・ホールディングスも、中心部ロビンソン・ロード沿いのオフィスビル「ロビンソン・ポイント」を5億Sドル(約385億円)で売却することが決まったことを明らかにしています。
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投稿更新日:2020年08月24日