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2021.04.07
20年のマレーシア住宅在庫はコロナ禍でも減少、供給減などで

マレーシア財務省傘下の国家不動産情報センター(NAPIC)はこのほど、2020年の不動産セクターに関するレポートを公表し、住宅在庫総数が前年比3.6%減の2万9,565戸となったことを明らかにした。

新型コロナウイルスの流行によって、2020年の不動産取引件数は前年比9.9%減の29万5,968件にとどまったものの、同年に完工した住宅が12.2%減の7万7,009戸、新規着工数も18.6%減の8万2,188戸となるなど、物件供給の減少ペースがそれを上回るものとなったため、在庫の圧縮に繋がったと見られる。

なお、マレーシアでは近年、外国人投資家が購入できる物件の最低価格引き上げなどによって取引が落ち込んだ一方で、都市部を中心に過剰な建設が続いたことから、住宅在庫総数は2016~18年にかけて毎年2桁のペースで拡大。2016年に14,792戸だった住宅在庫は、2018年には32,313戸にまで拡大していた。

NAPICは引き続き国内経済の低迷が見込まれることから、2021年も不動産市場は弱含むと予想。ただ、政府が景気刺激策として提供する住宅購入インセンティブが下支えになるほか、ワクチン接種の進展によって世界経済が回復し、国内の景況感も次第に改善すると見込まれることから、下半期(7~12月)には不動産市場も本格的な回復に向かうと見ている。

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投稿更新日:2021年04月07日