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米不動産サービス大手コリアーズ・インターナショナルはこのほど、シンガポールの不動産販売は今後数四半期で、新型コロナウイルスが流行する以前の水準を回復するとの見通しを示した。

同社によると、厳格な感染拡大対策によってウイルスの封じ込めに成功し、昨年12月に経済活動再開の最終フェーズとなる第3フェーズに移行したことを受けて、投資家心理が改善。足元で不動産投資が堅調に推移していることが、予測の背景にあるという。

2021年第1四半期（1～3月）の不動産投資額は38億Sドル（約3,090億円）となり、前期比で25.8％増加。中でも、商業物件が前期比で337％増、工業物件が同140.6％増と大きく伸び、市場の回復を主導した。また、住宅投資は高級バンガローが好調で、前期比12.9％増（前年比154％増）となった。

なお、コリアーズはシンガポール不動産市場の今後の投資対象として、再開発の可能性があるCBDオフィス、ハイスペックスペース、物流不動産、ショップハウスなどを推奨している。

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