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2021.06.30
21年4月の米ケースシラー住宅価格指数は14.9%上昇、15年ぶりの高い伸び

米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが発表した2021年4月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市)は、前年比で14.9%上昇し、2005年12月以来の高い伸び率を記録した。

地域別に見ると、フェニックスが22%上昇、サンディエゴが21%上昇、シアトル20%上昇と、特に大きな伸びを記録した。

アメリカでは、新型コロナウイルスが流行する前から人口の伸びに対する住宅の供給が遅れており、在庫不足が問題となっていた。そうした中、コロナ禍で在宅勤務が普及し、郊外の広い住宅への移住需要が急増したことで、在庫不足が一段と深刻化。また、需要の拡大で木材価格が高騰したことで、建設業者が新規供給を先送りしていることも、需給のひっ迫に拍車をかけている。

加えて、住宅ローン金利が歴史的な低水準にあることも購買意欲を高め、価格上昇を後押しする形となっている。

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投稿更新日:2021年06月30日