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2021.10.08
【コラム】BGC~オルティガスの移動を大幅短縮、カラヤン橋が正式開通
2021年10月1日、フィリピンの大型インフラ整備計画「ビルド・ビルド・ビルド」の一環として建設が進められていた、マニラ首都圏の主要なビジネスエリアであるボニファシオ・グローバルシティー(BGC)とオルティガス・センターを繋ぐ連絡橋「カラヤン橋(Kalayaan Bridge)」が、正式に開通しました。
両エリア間の移動はこれまで、迂回してマニラ首都圏の主要幹線道路であるエドサ通り(EDSA)や環状5号線(C5)を利用する必要がありました。ただ、都市人口の増加とモータリゼーションが進む中、これらの道路では深刻な交通渋滞が日常化していることから、直線距離で2km程度である両エリア間の移動に車で1時間を要することも珍しくなく、住民にとってはストレスフルな状況が続いていました。
EDSAの渋滞の様子
今回カラヤン橋が開通したことで、BGC~オルティガス間の移動は12分程度に短縮。さらに、エドサ通りと環状5号線の交通量も約20%削減できる見通しで、マニラ首都圏の渋滞緩和に大きく貢献することが期待されています。
カラヤン橋は、これまでパシッグ川を渡るうえで橋の空白地帯となっていたエドサ通りと環状5号線のちょうど中間あたりに架けられた、全長440m、全4車線(片側2車線)の高架橋となります。BGC側の出入口は2手に分かれており、一方はBGCの8番街に直接延び、もう一方はマカティCBDへと繋がるカラヤン通りに下りることが可能です。
開通したカラヤン橋の車線
不動産市場への影響という点でお話しすると、カラヤン橋の開通に伴う交通利便性の改善により、BGCとオルティガスに挟まれたマンダルヨン市の東部やパシッグ市カピトリオーなどの物件は、居住ニーズが一段と高まることが予想されます。
例えば、弊社でプレビルド当時にご紹介させていただいた物件で言うと、カラヤン橋の出入口付近に位置する「シェリダン・タワー」や「ブリクストン・プレイス」が該当します。これらの物件は、現時点でもオルティガスに好アクセスであることから、ローカル層に人気がありますが、今後はBGCで働く人の賃貸需要も獲得しやすくなることが見込まれます。
フィリピンのように、インフラ面がまだまだ未成熟な国では、一本の橋の誕生で劇的に居住環境が改善することも珍しくありません。現在、フィリピン政府が進める大型インフラ計画「ビルド・ビルド・ビルド」では、パシッグ川だけでも新たに12本の橋を新たに建設する計画となっていますが、こうしたインフラ計画のチェックも新興国での不動産投資を成功させるうえでは重要な要素と言えるでしょう。
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投稿更新日:2021年10月08日