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2022.03.25
【コラム】インフラ強化を進める「セブ」、観光再開でホテル投資に注目

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新型コロナウイルスの流行によって、この約2年間は国際的な移動が困難な状況が続きました。しかし、ワクチン接種が進展した中、今年に入ると隔離なしでの外国人旅行者の受け入れを再開する国が続々と出てきており、停止状態にあった国際観光市場に光が差し始めています。

フィリピンもそんな国のひとつで、今年2月10日から日本を含むビザ免除国を対象に、規定回数以上のワクチン接種を完了した外国人旅行者の受け入れを再開しています。フィリピン観光省によると、3月16日までの約1ヵ月間で、欧米人を中心に10万2,031人の外国人旅行者が訪れたようです。

2019年時点の訪比外国人旅行者数は年間約826万人であったため、まだまだ完全回復には程遠いですが、世界的に国際観光市場が始動する中で、今後数ヵ月で増加ペースは一段と加速していくと見られています。

止まっていた時間がようやく動き始めたフィリピンの観光市場ですが、その中で重要な役割を担う地域のひとつが、中部ビサヤ地方に位置する「セブ」です。メトロセブ(セブ市・ラプラプ市・マンダウエ市)を訪れた国内外の旅行者は、2011年の187万人から2019年には556万人と約3倍に拡大しています。特に、コロナ前の2019年にメトロセブを訪れた外国人旅行者は、フィリピン全体の約3分の1を占める293万人に上っており、同国の観光市場をけん引する存在となっています。

メトロセブの国内外観光客数

セブと言えば、美しい海と砂浜が広がるビーチリゾートや充実したアクティビティが有名ですが、他にも人気の語学留学先や世界有数のIT-BPM(ITを活用したアウトソーシング)産業の集積地としての顔も持ち合わせており、そのことが多くの外国人が訪れる要因になっていると考えられます。

コロナ前まで順調に外国人旅行者の増加が続いてきたセブですが、その一方でインフラ整備の遅れという課題も抱えています。例えば、空港の収容能力の不足とそれに伴う混雑は、セブの観光市場の成長を妨げる要因となってきました。

ただ、こうした状況を踏まえて、ドゥテルテ政権の大型インフラ計画「ビルド・ビルド・ビルド」の一環として、2018年7月には「マクタン・セブ国際空港」に国際線専用の第2ターミナルが完成しています。これにより、年間収容能力は従来の450万人から1,250万人にまで拡大しており、当面の混雑の緩和とさらなる旅行者の受け入れが可能となりました。

マクタンセブ国際空港・第3ターミナルの受付カウンター マクタンセブ国際空港・第3ターミナルの飲食エリア

また、旅行者が増加する中、空港やリゾートエリアのある「マクタン島」と市街地がある「セブ島」との間の繋ぐ2本の橋では、厳しい渋滞が慢性化していますが、こちらについてもアクセス性の向上に向けた取り組みが進められています。

現在、マクタン島の西部からセブ島に向かって、両島を結ぶ第3の橋「セブ-コルドバ橋(CCLEX)」の建設が進められており、2022年中にも開通する予定となっています。既存の2本の橋が、マクタン島北部の近い場所に架けられていたことも渋滞が発生しやすい要因になっていたと考えられますが、西部に架かるCCLEXの誕生によってこれまでよりも高い分散効果が期待できそうです。

なお、日本政府の支援の下、両島を繋ぐ第4の橋を建設する計画も浮上しています。今後修正が行われる可能性はありますが、公開されている計画案では、マクタン島の北側に全長3.3kmの橋を建設することが示されており、2028年の開通を目指しているようです。

セブ-コルドバ橋の建設風景 セブ-コルドバ橋の遠景

コロナ禍の渡航制限で観光需要が大きく落ち込んだ中、この2年間はホテル投資にとって強い逆風が吹きましたが、世界的に観光再開に舵が切られ始めている中、今後は徐々に追い風へと環境が変わっていくと考えられます。

コロナ前の水準を完全に取り戻すのは、2024~25年頃との見方が主流ですが、今後の投資戦略のひとつとして、ホテル投資は重要な選択肢になってくると考えられます。

参考物件

Hotel 101 Cebu Mactan Airport
ホテル101セブの外観イメージ ホテル101セブの室内イメージ

「Hotel 101 Cebu Mactan Airport(ホテル101・セブ)」は、フィリピン・セブ州の人気リゾート島「マクタン島」の空の玄関口となる「マクタン・セブ国際空港」至近の好ロケーションに、2024年末に誕生を予定している、8階建て、全548室からなるエアポートホテル物件です。

本物件の収益はホテル全体の宿泊料収入の30%分をオーナーに分配(デべ想定:稼働率80%で利回り9.18%)する方式が取られているため、自身の保有ユニットの稼働状況に依存することなく、空室リスクを抑えながら安定的に運用を行うことができます。また、客室のオペレーティング費用やリノベーション費用、管理・修繕費、広告費などはホテル側が負担するため、オーナーへの分配収益からさらに運営コストが引かれることはありません。

⇒「Hotel 101 Cebu Mactan Airport」物件詳細はこちら

間取り 販売価格 専有面積
Studio 1,223万円 21m²~

※物件価格は1PHP=2.33円で円換算して表示しています。

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投稿更新日:2022年03月25日