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2022.09.09
マレーシア中銀が政策金利を2.50%に引き上げ、通貨防衛図る
マレーシア中央銀行は8日に開催した金融政策決定会合で、政策金利を0.25ポイント引き上げ、2.50%とすることを決めた。利上げの決定は、3会合連続となる。
連続利上げの背景には、対ドルでリンギ安が進行し、1999年5月以来の安値圏となっていることがある。資本流出を避けるためにも、アメリカの金融政策と足並みを揃える必要があると判断した。
また、利上げには物価高を抑制する目的もある。マレーシアは資源国ということもあり、インフレ率は7月時点でも前年同月比4.4%と、他国よりは落ち着いた水準であるものの、上昇基調にあるうえに、市民生活も圧迫し始めていることから警戒感を高めている。
なお、世界経済を巡る先行き不透明感が高まっているものの、中銀は世界の金融市場や為替の変動による国内経済への影響は限定的であり、「労働市場の改善に伴う活発な内需に支えられ、安定的な成長が見込める。所得の見通しも良好だ」と先行きに自信を示している。
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投稿更新日:2022年09月09日