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2022.09.30
22年3QのベトナムGDP成長率は13.7%増、コロナ規制の反動で大幅増

ベトナム統計総局(GSO)によると、2022年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率は前年同期比13.67%増となった。新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウンの影響により、前年同期に6.17%減と大きく落ち込んだ反動が出て、四半期ベースでは2000年以降で最大の伸びを示した。

詳細を見ると、サービス業が前年同期比18.86%増と急回復。中でも、入国規制などの緩和を追い風に、宿泊・飲食サービス(41.70%増)や輸送・倉庫(14.20%増)などの伸びが目立った。また、工業・建設業(製造業含む)も前年同期比12.91%増と堅調だった。

政府は2022年通年のGDP成長率目標を6.0~6.5%に設定しているが、1~9月の累計では8.83%成長となっており、目標達成は十分に射程圏内にある。ただ、世界的にインフレと利上げが進み、景気減速感も強まっていることから、足元では好調が継続しているベトナム経済も、第4四半期以降は減速が避けられないと見られている。

近年のベトナム経済をけん引してきた輸出が減速傾向にある中、堅調な内需でどれだけカバーできるかが今後のカギとなる。

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投稿更新日:2022年09月30日