海外不動産の投資・購入・売却、セミナー、物件視察ツアー、海外移住はフォーランドリアルティネットワークへ

ニュース&トピック

ニュース&トピック(詳細)

2023.10.13
関電不動産参画のバンコクのコンド、建設許可の取消判決

タイ中央裁判所はこのほど、首都バンコク中心部で建設中だった高層コンドミニアム「125サトーン」(36階建て、全755戸)の建設許可を取り消し、工事の停止を命じる判決を下した。

同物件は、タイの海運大手トーレセン・タイ・エージェンシーズ、関電不動産開発、東レ建設が設立した合弁会社PMTプロパティが開発を推進。サトーン通りの約5,300㎡の敷地で、2026年の竣工を予定していた。

裁判に至った経緯としては、隣接するコンドミニアム「ザ・メット・サートン」の区分所有者や管理会社らが、125サートンの環境影響評価(EIA)の透明性に懸念があり、法定容積率を超えていると指摘したことがある。今後、PMTプロパティが控訴した場合、上級裁判所である最高行政裁判所で争われることになる。

今年に入りタイでは、日系デベロッパーが参画したプロジェクトでトラブルが目立っている。今年7月には、不動産開発大手アナンダ・デベロップメントと三井不動産が共同開発し、2017年に完成したコンドミニアム「アシュトン・アソーク」(50階建て、全783戸)について、最高行政裁判所が近隣住民らの訴えていたビル管理法違反を認め、建設許可の取り消しを命じている。

また、同月にはフージャース・ホールディングス、九州旅客鉄道と共同でコンドミニアム開発を行っていたタイの新興デベロッパー、オール・インスパイア・デベロップメントが債務不履行に陥っている。

タイ不動産についての最新情報

タイ不動産についての最新情報は下記リンク先よりご確認ください。


関連記事

2025.12.26 NEW
ロックウェルがアラバンタウンセンターの経営権取得、再開発へ

フィリピンの大手財閥ロペス・グループの不動産部門ロックウェル・ランドは22日、マニラ首都圏モンテルンパ市の商業施設「アラバン・タウン・センター」を運営するアラバン・コマーシャル・コーポレーションの株式74.8%を取得し、経営権を握ったことを明らかにした。取得額は216億ペソ(...[記事全文]

2025.12.18
タイ中銀が0.25%の利下げを決定、3年ぶり低水準に

タイ中央銀行(BOT)は17日に開催した金融政策委員会(MPC)の会合で、政策金利に当たる(翌日物レポ金利)を0.25ベーシスポイント引き下げ、1.25%とすることを決定した。利下げを行うのは今年4回目で、政策金利は2022年以来の低水準となっている。 中銀はタイ経済に...[記事全文]

2025.12.16
マニラ首都圏のコンド開発、今後数年は減速見込む

世界的な不動産サービス企業コリアーズ・インターナショナルはこのほど、フィリピンのマニラ首都圏におけるコンドミニアム開発が、今後数年間に渡って減少傾向を辿るとの見方を示した。 コリアーズは、今後のマニラ首都圏のコンドミニアム新規供給量について、2026年が6,000戸、2...[記事全文]

バックナンバー検索

  • ビジネスカテゴリで検索
ビジネス 政治 金融・経済 不動産 生活 その他
  • キーワードで検索

投稿更新日:2023年10月13日