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2024.01.10
マレーシア不動産市場の先行き堅調見込む、英ナイトフランク

英不動産サービス大手ナイトフランクはこのほど公表した不動産市況レポートの中で、マレーシアの不動産市場の先行きに対して明るい見方を示した。

昨年のマレーシアの不動産市場は、金利の引き上げや供給過剰懸念によるデベロッパー各社の新規販売抑制などいくつかの逆風にさらされた。しかし、そうした状況下でも2023年1~9月の住宅取引件数は前年同期比1.3%増、取引額も同3.5%増と底堅く推移している。

同社は住宅市場の底堅さの背景に、国内経済が堅調であることに加え、政府が実需層向けの住宅購入促進策を提供していることなどがあるとしている。

また、2021年に取得条件が厳格化されたことで申請者が激減していた外国人向け長期滞在ビザ制度「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」を巡って、昨年末に政府が条件の緩和を正式に発表したことも今後のプラス要因になると指摘。ナイトフランク・マレーシアのジュディ・オン専務取締役は、「マレーシアの住宅市場は明るい方向に向かっているようだ」との見解を示している。

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投稿更新日:2024年01月10日