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2024.01.29
マカティ市地下鉄計画が白紙撤回へ、代替案は検討
フィリピン・マニラ首都圏マカティ市のアビゲイル・ビナイ市長は25日、同市内とその周辺で計画していた「マカティ・シティ・サブウェイ(マカティ市地下鉄)」開発事業について、白紙に戻す方針を明らかにした。
白紙撤回の大きな理由としては、2022年の最高裁で元々マカティ市が管轄していた10のバランガイ(最小行政単位)について、タギッグ市に帰属するとの判決が下り、予定していた全10駅のうち約半数がタギッグ市の管轄地域となったことがある。
土地帰属問題を抱える中、マカティ市はタギッグ市と協力して現行の計画を進めることは困難だと判断。また、路線を短縮してマカティ市の管轄地域だけに整備したとしても、見込んでいた乗客数は期待できずに採算が取れないため、一旦白紙とすることが望ましいとの結論に至った。
なお、ビナイ氏によると現在、地下鉄整備計画において合弁事業契約を結んでいるフィリピン・インフラデブ・ホールディングス(PIHI)が、代わりとなる新たな交通インフラ計画を検討しているところだという。
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投稿更新日:2024年01月29日