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2025.03.13
比不動産大手アヤラがホテル事業を強化、今後5年で客室倍増へ

フィリピンの不動産開発大手アヤラ・ランドのホテル部門アヤラ・ランド・ホスピタリティ(ALH)はこのほど、2030年までに5億ドル(約740億円)を投じ、国内で運営するホテル客室数をほぼ2倍の7,500室まで増加させる方針を明らかにした。

同社は現在、自社ブランドの「セダ」「エルニド・リゾート」「フニリオ」などの自社ブランドと、「ラッフルズ・マカティ」「フェアモント・マカティ」などの国際ブランドを合わせて約4,000室を運営している。

ホテル事業の強化は、今後の宿泊需要の拡大を見越したもの。フィリピンでは、旅客処理能力が限界にきているニノイ・アキノ国際空港(NAIA)を補完するため、2028年にブラカン州で「新マニラ空港」が開港を予定していることもあり、外国人観光客のさらなる増加が期待されている。

ALHによると、ホテルの新設は自社ブランドだけでなく、国際ブランドも検討しているという。また、新設場所としては、「不動産に付加価値を与えることができる場所」を最優先条件、「国際直行便が就航する地域」を第2優先条件に選んでいくとしている。

この他、セブ州などでは新たに5つ星クラスの自社ブランドホテルを新設することを検討。加えて、「マウンテン・アウトドア」に焦点を当てた新ブランドの立ち上げも検討していることを明かしている。

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投稿更新日:2025年03月13日