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2025.05.27
フィリピンの不動産大手各社、当面は高級物件に注力

米大手格付け会社S&Pグローバル・レーティングスはこのほど、フィリピンの不動産開発大手4社が、少なくとも今後2年間は高級住宅プロジェクトに開発の軸足を移すとの見通しを示した。

S&Pが挙げた4社は、アヤラ・ランド、メガワールド、ロビンソンズ・ランド、SMプライム・ホールディングス。これら4社で、国内の不動産会社の時価総額の約60%、設備投資の約75%を占めている。

フィリピンでは、高金利やインフレを背景に低中所得層の購買力が弱まったことで、大衆向けの住宅市場において在庫が拡大。2024年の未販売在庫は過去最高となる前年比77%増の1,580億ペソ(約4,060億円)に達し、このうち90%以上が大衆向けの物件だったという。

一方、高金利やインフレに需要が左右されにくい富裕層向け市場は、堅調を維持。2024年に新規供給された住宅のうち、販売価格1,200万ペソ(約3,080万円)以上の高級物件が全体の41%を占めたものの、マニラ首都圏では住宅在庫に占める高級物件の割合が約5%と低位にとどまっている。

そのため、資金調達力が特に高い大手4社は、需要回復力に優れた高級住宅プロジェクトにシフトすることで、大衆向け市場の不振による財務的な負担をカバーする考えだという。

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投稿更新日:2025年05月27日