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2015.07.02
【コラム】在留邦人の増加に見るタイ不動産市場、拡大する日本人居住区

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日本の外務省は先月22日、2014年10月1日時点の「海外在留邦人数調査統計」を発表しました。それによると、海外在留邦人の総数は、前年比2.5%増の129万175人となり、過去最高を更新。在留邦人はこの5年間で、12.8%(14万6,818人)の増加となりました。

「市場により近いところで生産する」というのがグローバルスタンダードとなる中、日本企業は人口減少と共に縮小が避けられない日本市場から、今後も拡大が見込める海外市場に経営のリソースを配分する動きを強めており、そうした流れが海外在留邦人の増加が続く大きな理由と言えるでしょう。

中でも、近年、在留邦人の増加が特に顕著なのが東南アジアです。日本企業のアジア戦略が、これまでの中国一辺倒から、東南アジアとの二極化の方向に進んでいるほか、経済成長に伴い消費マーケットとしての魅力も増していることなどから、東南アジアでの事業拡大の動きが活発化していることが背景にあり、マレーシアやカンボジアなどでは、過去5年間で在留邦人数が倍増。タイやシンガポールなどでも、30~50%もの増加を記録しており、在留邦人が現地の不動産市場に与える影響も大きくなってきています。

■海外在留邦人数(2010~2014年)

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 過去5年間の増加率
全世界 114万3,357人 118万2,557人 124万9,577人 125万8,263人 129万175人 12.8%
アメリカ 38万8,457人 39万7,937人 41万9,73人 41万2,639人 41万4,247人 6.6%
中国 13万1,534人 14万931人 15万399人 13万5,078人 13万3,902人 1.8%
タイ 4万7,251人 4万9,983人 5万5,634人 5万9,270人 6万4,285人 36.1%
シンガポール 2万4,548人 2万6,032人 2万7,525人 3万1,038人 3万5,982人 46.6%
マレーシア 9,705人 1万401人 2万444人 2万1,385人 2万2,056人 127.3%
フィリピン 1万8,202人 1万7,702人 1万7,822人 1万7,948人 1万8,870人 3.7%
インドネシア 1万1,701人 1万2,469人 1万4,720人 1万6,296人 1万7,893人 52.9%
ベトナム 8,543人 9,313人 1万1,194人 1万2,254人 1万3,547人 58.6%
カンボジア 1,029人 1,201人 1,479人 1,793人 2,270人 120.6%

※出所:外務省「海外在留邦人数調査統計(平成27年版)」

例えば、東南アジアで最も多くの日本人が生活する「タイ」では、バンコク中心部の「スクンビット地区」が日本人居住区として有名です。近隣には日系スーパーや日本食レストラン、日系幼稚園などが充実し、日本語対応可能な病院もある上に、日本人学校の送迎バスルートでもあることから、日本人駐在員からの圧倒的な人気を集めています。

バンコクには在留届を提出している人だけでも約4万6,000人の日本人がおり、その大部分がスクンビット地区に住んでいると言われているように、日本人居住者が半数以上を占めるコンドミニアムも珍しくありません。そのため、安定した賃貸収入が期待できるスクンビット地区の物件は、国内外の不動産投資家からも大変人気があります。

タイ全体とバンコクの在留邦人数
出所:外務省「海外在留邦人数調査統計」、在タイ日本国大使館「タイ国内在留邦人数調査統計」

しかし、増え続ける日本人駐在員をスクンビット地区だけでは吸収しきれず、エリア内での物件探しも競争が激しくなっている中、最近では、競争を避けるために、スクンビット地区の東側に隣接する「プラカノン」や「オンヌット」といったエリアに居住する日本人も増えつつあります。

現時点では、日本人向けの施設は少ないものの、ショッピングモールの開発なども進む中で、家賃が都心の半額程度という物件も多い両地区は単身者を中心に注目度が高まっており、今後周辺環境の整備が進んでいけば、本格的に日本人居住区が拡大していく可能性がありそうです。

タイ・バンコクでの不動産投資を検討している方は、ほぼ間違いなくスクンビット地区の物件は視察すると思いますが、今後の発展が楽しみな「プラカノン」や「オンヌット」はそのすぐ東側のエリアですので、時間が許せばこちらまで足を延ばしてみるのもいいかもしれません。

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投稿更新日:2015年07月02日