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2015.12.17
【コラム】クアラルンプールで進むマレーシア最高層ビル計画とは?

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マレーシア・クアラルンプールを象徴する建造物と言えば、88階建て、高さ452mの超高層ビル「ペトロナス・ツインタワー」ですが、今後数年のうちにそれを上回る新たなランドマークが誕生しようとしています。

ツインタワーから南に2kmほど行ったクアラルンプールのほぼ真ん中に位置する「ムルデカ地区」では、2021年の完成を目指して、118階建て、高さ644mの国内最高層ビル「ムルデカPNB118」の開発計画が進められています。

当初の予定より着工が遅れていたものの、2015年10月にマレーシアの大手デベロッパーであるUEMグループや、ドバイで世界最高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の開発を成功させている韓国のサムスン物産などによるコンソーシアムが建設を受注したことが明らかとなり、計画が本格始動しました。

クアラルンプールの新たなランドマークとして期待されるムルデカPNB118タワーは、オフィスやホテル、商業スペースなどが一体となった複合開発プロジェクトとなっており、最上階2フロアの展望台を含む18フロアを除いた100フロアが賃貸されます。

当初は過剰供給でテナントが埋まらないのではないかという懸念もありましたが、賃貸可能面積の3割はプロジェクトの事業母体である政府系投資会社プルモダラン・ナショナル(PNB)や、その他政府系企業の入居が決定し、残りのスペースに関しても着工前から大部分のテナントが内定しているとの話も伝わっています。また、高層階の17フロアには国際的な高級ホテルブランド「パークハイアット」の入居も決まっており、国外からの関心の高さも感じられます。

元々、ムルデカ地区はクアラルンプール中心部でも再開発が遅れていたエリアであり、現在は外国人のニーズを満たすような高級コンドミニアムや商業施設などはほとんどありません。しかし、2017年には、ムルデカPNB118の直下にMRT1号線の「ムルデカ駅」が誕生しており、クアラルンプール最大の繁華街「ブキビンタン」まで1駅でアクセスできるようになるなど、居住エリアとしての魅力は飛躍的にアップしています。

ムルデカPNB118の誕生によってビジネス人口の増加が見込まれる中、周辺における開発計画も進んでおり、将来的には多くの人が行き交うクアラルンプールの中核エリアへと発展していくことが期待されます。

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投稿更新日:2015年12月17日